人は、たとえ寝たきりになっても食べることをやめるわけにはいきません。お口の健康を維持し、一生健康的な生活を送りましょう。
いくら身体を鍛えても、歯がなくなってしまえば健康な状態とは言えません。しかし、多くの方は全身の健康には敏感ですが、歯の健康にはあまり関心がないようです。
たとえば健康診断で「このままだと糖尿病になりますよ」と言われると、すぐに生活習慣や食生活を見直す方がいらっしゃいます。しかし「むし歯になる」と言われても、大きな問題と捉える方は少ないのです。
「1本ぐらい歯がなくなっても、大したことないだろう」
もしかすると、そんな風に思われているのかもしれません。しかし、歯は1本失うと雪崩のように次々と悪くなります。
自分の歯でしっかり噛んで食べるご高齢者様は、みなさん元気で生き生きとしています。お口の中の健康を維持することは、健康的な生活を営むために欠かせないことなのです。
お口の中が健康だからこそ、口元の美しさも保たれます
また、自分の歯でしっかり噛むということは、あごの骨に重力の刺激を常に与えていることとなります。これには、あごの骨の退化を抑え、顔の輪郭を若々しく保つ作用があります。つまり、しっかり噛むことはアンチエイジングのためにも欠かせないことなのです。
昨今は、見た目を意識した入れ歯や被せ物がたくさんあります。しかし、歯が抜けてしまうとお口まわりの筋肉が下がり、口元の美しさは損なわれてしまいます。
当院では、一生健康的な生活を送るため、そして口元の美しさを保つためにも歯の健康を保つことが大切だと考えております。そのためにも予防歯科に力を入れ、できるだけ「抜かない、削らない、被せない」治療に取り組んでいます。