現在、「年をとると歯が悪くなる、歯が抜ける」ということが、一般的な常識として信じられています。しかし、最近になって、これが明らかな間違いであることがわかってきました。その理由は自分できれいにしていると思っている口の中に不潔な物(食べかす)が残り、その中に色々なバイ菌がだんだん増え、長い年月をかけて、歯に穴を掘ったり(ムシ歯)、歯ぐきがとけてきたりする(歯槽膿漏)ということが分かってきたからです。すなわち「年をとって、あるいは体質で歯が抜けるのではなく、バイ菌がたまっていって歯が抜ける」訳なのです。
そこで、歯が悪くなって抜けるのを防ぐにはどうしたら良いかということですが、要するに《自分で口の中の状態を清潔にできること、そして、それを毎日続けること》なのです。今まで自分で清潔にしているつもりでも、自己流のやり方に間違いがあり食べかす(バイ菌がついた食べかすは、うがいぐらいでは取れません)が、取れていない部分があるので、その部分が悪くなり現在治療をしたり、ひどい人ではすぐに歯が抜けてしまっているのです。
私たちは、現在の痛い歯は悪くなったので治療していますが、皆様にとって一番大事なことは、治療したところが悪くならないことと、できれば治療しないでいいようにすることだと思います。
そのためには、口の中の治療はもちろんですが、予防(私たちスタッフによって、特殊な道具を使って、普通ご自分できれいにできない奥歯の裏側や歯の間を専門的に清掃すること。ご自分の歯ブラシの使い方のクセを直すこと)という意味で定期的に来院されることをおすすめします。
1988年、スウェーデンにおいては、20歳までの小児のほとんどと、成人の約8割が定期的な清掃と点検を受けることで、ムシ歯や歯槽膿漏がほとんどなくなりつつあります。これは日本でも可能なことだと信じています。
皆様が一生自分の歯を使い、口の中のことを考えずに、毎日の生活を快適に過ごせる様、私たちもできるだけのお手伝いをしようと思っています。
院長およびスタッフ一同








